注ぎ切る、最後の一滴。
そこに、葉が蓄えた香りのすべてが宿る。
煎茶とは、日本茶の基本であり、奥行きでもある。
Sencha — the essential form of Japanese tea.
煎茶とは何か — WHAT IS SENCHA
煎茶は、日本で最も飲まれている、日本茶の基本形です。摘みたての新芽を蒸して発酵を止め、揉みながら乾かす——たったこれだけの工程に見えて、蒸しの深さ、揉みの強さ、火入れの加減で、味は無限に変わります。
「揉む」ことには意味があります。葉の細胞をほぐしながら細く締めていくことで、香りと旨みが葉の中に閉じ込められる。湯を注ぐと、それが少しずつほどけていく。煎茶を淹れる時間とは、葉が閉じ込めたものを、ゆっくり取り出す時間のことです。
一滴の凝縮 — THE LAST DROP

煎茶には「ゴールデンドロップ」とも呼ばれる考え方があります。急須の最後の一滴にこそ、旨みが最も濃く凝縮されている——だから注ぎ切る。MIOKAの煎茶一雫 -HITOSHIZUKU-の名は、この最後の一滴に宿る凝縮の瞬間から取られています。
京都・和束町の有機栽培やぶきた(有機JAS認証)。爽やかな渋みの奥に、甘い余韻が静かに残る——朝の目覚めにも、食卓の働さにも寄り添う、日常の真ん中に置く一杯です。
基本の淹れ方 — HOW TO BREW

| 茶葉 | 4~5g(2人分) |
| 湯 | 約200ml/70~80℃(一度湯呑みに移すとちょうど良い) |
| 蒸らし | 約60秒 |
| 注ぎ方 | 少しずつ交互に、最後の一滴まで |
低めの温度は旨みを、高めの温度は香りと爽やかさを引き出します。一煎目は旨みを、二煎目は少し熱めの湯で爽やかさを——同じ葉が見せるふたつの表情を楽しんでください。
急須や湯呑みは急須(緋縞・美濃焼)・急須(黒玄・信楽焼)・湯呑みセットもご用意しています。日本茶全体の中での煎茶の位置づけは、日本茶の種類、全体地図へ。
葉が閉じ込めた香りを、一滴ずつ。
その最後の一滴に、名をつけた。
Fragrance Beyond Time and Borders.




