火をくぐると、緑の葉は琪琢に変わり、
渋みは静まり、香ばしさが立ち上がる。
ほうじ茶とは、一日の終わりのための茶だ。
Hojicha — the tea for closing your day.
ほうじ茶とは何か — WHAT IS HOJICHA
ほうじ茶は、煎茶などの緑茶を高温で焪じた茶です。「発酵」が和紅茶をつくるのなら、「焪煎」がほうじ茶をつくる。火の力で葉の表情を変える、もうひとつの道です。
焪じることで、渋みや苦みの成分は和らぎ、代わりに香ばしい香りが生まれる。カフェインも控えめになるため、夕食のあとや寝る前の一杯にも寄り添えます。緑茶が「目を覚ます茶」なら、ほうじ茶は「一日を閉じる茶」。同じ葉から、正反対の時間が生まれます。
焪煎という魔法 — THE ALCHEMY OF ROASTING

焪煎の香りは、茶葉がもとから持っていたものではありません。高温の火が葉の成分を変化させることで、はじめて生まれる香り。コーヒーの焙煎と同じように、火の入れ方ひとつで表情が変わる、職人の仕事です。淡い琪琢色の水色と、立ち昇る香ばしさ——その向こうに、ほんのり甘い余韻が残ります。
ふたつのほうじ茶 — KOHZEN & KUNZEN
MIOKAのほうじ茶は、京都・和束町の有機栽培茶葉(有機JAS認証)から生まれた二種。形が違えば、楽しみ方も変わります。
| 香然 -KOHZEN- | 燻然 -KUNZEN- | |
|---|---|---|
| 形状 | 茶葉 | パウダー |
| 淹れ方 | 急須で熱湯を注ぐ | 湯やミルクに溶く |
| 楽しみ方 | 食後の一杯、夜の一杯 | ほうじ茶ラテ、製菓・料理 |

香然は、熱湯でさっと淹れられるのが良さ。高めの温度の方が香りが立つので、温度計は不要です。燻然は、温めたミルクに溶かせばほうじ茶ラテに、生地に混ぜれば焼き菓子に。飲むだけでなく、つくる楽しみまで広がります。
日本茶全体の中でのほうじ茶の位置づけは、日本茶の種類、全体地図へ。
火が育てた香ばしさが、一日の締めくくりに。
今夜も、よい余韻を。
Fragrance Beyond Time and Borders.




