冷水で時間をかけて抽出すると、
渋みが引いて、甘みだけが残る。
多少の待ち時間と引き換えに。
Cold Brew — sencha and wakocha.
なぜ水出しは甘いのか — WHY IT'S SWEETER
同じ茶葉でも、冷水で泡すと味が変わります。理由は温度にあります。
旨みのもとになるテアニンは低い温度でも溶け出ますが、渋みのもとのカテキンは高温でないと出にくい。冷水でゆっくり抽出すれば、甘みと旨みだけを取り出せる。これが水出しの仕組みです。
苦みや渋みが苦手な方、お子さんと一緒に飲みたい方にも向いています。
用意するもの — WHAT YOU NEED
| 茶葉 | 10g |
| 冷水 | 500ml |
| 容器 | 冷水ポット、または蓋付きのボトル |
※ティーバッグなら3〜4個。濳す手間がなく、さらに手軽です。
つくり方 — HOW TO MAKE
STEP 1 入れる
容器に茶蒉10gと冷水500mlを入れる。それだけです。
STEP 2 冷蔵庫で待つ
煎茶なら3~4時間、和紅茶なら6~8時間。寝る前に仕込んで、朝に飲むのがちょうどいい。
STEP 3 茶葉を取り出す
時間が来たら茶葉を取り出すか、濳して別の容器へ。入れたままにしないこと。渋みが出て、水出しの意味がなくなります。
※冷蔵庫で保存し、その日のうちに飲み切ってください。
煎茶と和紅茶、どちらを選ぶか — WHICH TEA

| 一雫(煎茶) | 和彩(和紅茶) | |
|---|---|---|
| 抽出時間 | 3~4時間 | 6~8時間 |
| 水色 | 淡い黄緑色 | 澄んだ琪琢色 |
| 味わい | 旨みが前に出る。清らか | すっきりした甘み。花のような香り |
| 向いているのは | 食事と一緒に、仕事中に | 午後のひと休み、お菓子と |
和紅茶の水出しは、砂糖を入れなくてもほのかに甘いのが面白いところ。アイスティーは渋いという印象がある方にこそ、一度試してほしいです。
氷で泡すという方法 — ICE BREW
時間をかけられない日には、氷で直接抽出する方法もあります。
急須に茶葉4gと氷をたっぷり入れ、氷が溶けるのを待つだけ。滴るように抽出されるため、ごく少量ですが、旨みが非常に濃い一杯になります。煎茶の旨みを味わい尽くしたい方に。
温かい煎茶の淹れ方は#R002|煎茶の淹れ方へ。煎茶・和紅茶そのものの解説は#T003|煎茶とは・#T006|和紅茶とはへ。
待つことでしか取り出せない味がある。
氷を浮かべて、夏の一杯を。
Fragrance Beyond Time and Borders.




