水出し煎茶

#R005|水出し茶|Cold Brew

冷水で抽出すれば、渋みが引いて甘みだけが残る。煎茶と和紅茶、それぞれの水出しのつくり方と選び方。

冷水で時間をかけて抽出すると、
渋みが引いて、甘みだけが残る。
多少の待ち時間と引き換えに。

Cold Brew — sencha and wakocha.

なぜ水出しは甘いのか — WHY IT'S SWEETER

同じ茶葉でも、冷水で泡すと味が変わります。理由は温度にあります。

旨みのもとになるテアニンは低い温度でも溶け出ますが、渋みのもとのカテキンは高温でないと出にくい。冷水でゆっくり抽出すれば、甘みと旨みだけを取り出せる。これが水出しの仕組みです。

苦みや渋みが苦手な方、お子さんと一緒に飲みたい方にも向いています。

用意するもの — WHAT YOU NEED

茶葉 10g
冷水 500ml
容器 冷水ポット、または蓋付きのボトル

※ティーバッグなら3〜4個。濳す手間がなく、さらに手軽です。

つくり方 — HOW TO MAKE

STEP 1 入れる

容器に茶蒉10gと冷水500mlを入れる。それだけです。

STEP 2 冷蔵庫で待つ

煎茶なら3~4時間、和紅茶なら6~8時間。寝る前に仕込んで、朝に飲むのがちょうどいい。

STEP 3 茶葉を取り出す

時間が来たら茶葉を取り出すか、濳して別の容器へ。入れたままにしないこと。渋みが出て、水出しの意味がなくなります。

※冷蔵庫で保存し、その日のうちに飲み切ってください。

煎茶と和紅茶、どちらを選ぶか — WHICH TEA

水出し煎茶と和紅茶

一雫(煎茶) 和彩(和紅茶)
抽出時間 3~4時間 6~8時間
水色 淡い黄緑色 澄んだ琪琢色
味わい 旨みが前に出る。清らか すっきりした甘み。花のような香り
向いているのは 食事と一緒に、仕事中に 午後のひと休み、お菓子と

和紅茶の水出しは、砂糖を入れなくてもほのかに甘いのが面白いところ。アイスティーは渋いという印象がある方にこそ、一度試してほしいです。

氷で泡すという方法 — ICE BREW

時間をかけられない日には、氷で直接抽出する方法もあります。

急須に茶葉4gと氷をたっぷり入れ、氷が溶けるのを待つだけ。滴るように抽出されるため、ごく少量ですが、旨みが非常に濃い一杯になります。煎茶の旨みを味わい尽くしたい方に。

夏の一壷に

和束町の有機栽培茶葉。煎茶も和紅茶も、水出しに向いています。

一雫(煎茶) 和彩(和紅茶)

温かい煎茶の淹れ方は#R002|煎茶の淹れ方へ。煎茶・和紅茶そのものの解説は#T003|煎茶とは#T006|和紅茶とはへ。

待つことでしか取り出せない味がある。
氷を浮かべて、夏の一杯を。

Fragrance Beyond Time and Borders.