抹茶も、煎茶も、ほうじ茶も、紅茶も。
すべては、同じ一枚の茶の葉から始まる。
違うのは、その後にたどる道だけ。
Every Japanese tea begins from the same leaf. What differs is the path it takes.

一枚の葉から — ONE LEAF, MANY PATHS
日本茶の原料は、すべて同じ植物——チャノキ(カメリア・シネンシス)です。同じ葉が、「蒸す」「揉む」「焪じる」「挽く」「発酵させる」——どの工程を通るかで、まったく違う香りと色になる。日本茶の地図は、葉の品種の地図ではなく、人の手が加えた「道」の地図です。
ひとつの軸で見るとわかりやすくなります。発酵させないのが緑茶(抹茶・煎茶・ほうじ茶・玄米茶)、完全に発酵させるのが紅茶(和紅茶)。同じ畑の葉が、両端の香りになりえる——それが日本茶の面白さです。
全体地図 — THE MAP
| 茶種 | 道(製法) | 香りと味 | MIOKAの茶 |
|---|---|---|---|
| 抹茶 | 覆い下で育て、蒸して乾かし、石臼で挽く | 深い旨みと覆香 | 深翠・千露 |
| 煎茶 | 蒸して揉み、乾かす。日本茶の基本形 | 爽やかな渋みと甘い余韻 | 一雫 |
| ほうじ茶 | 煎茶を高温で焪じる | 香ばしさ。カフェイン控えめ | 香然・燻然 |
| 玄米茶 | 煎茶に炒り米を合わせる | 香ばしく軽やか。食事と共に | 穂雅 |
| 和紅茶 | 葉を萎凋させ、完全発酵させる | 穏やかな甘み。渋み少なめ | 和彩 |
※MIOKAの茶は、すべて京都・和束町の有機栽培茶葉(有機JAS認証)です。土地の話はORIGIN 和束町へ。
五つの道 — FIVE PATHS
01 抹茶 — Matcha
収穫前の約3週間、畑に覆いをかけて日光を遮る。葉は旨みを蓄え、「覆香(おおいか)」と呼ばれる特別な香りをまといます。その葉を蒸して乾かした碇茶(てんちゃ)を、石臼でゆっくり挽く——葉そのものを飲む、唯一の茶。香り高いおくみどりの深翠と、穏やかなやぶきたの千露。詳しくは抹茶とは、点て方はこちら。
02 煎茶 — Sencha
日本で最も飲まれている、日本茶の基本形。摘みたての葉を蒸して発酵を止め、揉みながら乾かすことで、葉の中に香りと旨みを閉じ込めます。湯を注ぐたびに、それが一滴ずつほどけていく——一雫の名は、その凝縮の瞬間から。詳しくは煎茶とはへ。
03 ほうじ茶 — Hojicha
煎茶を高温で焪じると、渋みの成分が和らぎ、香ばしさが立ち上がる。カフェインも控えめになるため、一日の終わりにも寄り添える茶です。茶葉の香然と、ラテや製菓にも使えるパウダーの燻然。詳しくはほうじ茶とはへ。
04 玄米茶 — Genmaicha
煎茶に炒り米を合わせた、日本の日常の茶。米の香ばしさが茶の爽やかさを軽くし、食事と重ねても邪魔をしない。肩の力の抜けた、けれど奇麗な一杯——穂雅。詳しくは玄米茶とはへ。
05 和紅茶 — Wakocha
日本の茶葉を完全発酵させた、「日本の紅茶」。海外の紅茶に比べて渋みが少なく、砂糖なしでもほのかに甘い。緑茶の国がもうひとつ持っている顔——和彩。詳しくは和紅茶とはへ。
選び方の提案 — TEA FOR EVERY HOUR
迷ったら、一日の時間で選ぶのがいちばん自然です。
| 朝、目を覚ます | 抹茶(深翠)・煎茶(一雫) |
| 昼、食事と共に | 玄米茶(穂雅) |
| 午後、ひと休み | 抹茶(千露)・和紅茶(和彩) |
| 夜、一日を閉じる | ほうじ茶(香然・燻然) |
同じ葉から、違う時間が生まれる。
あなたの一日に、それぞれの一杯を。
Fragrance Beyond Time and Borders.



